87話で無念の途中退場(リタイア)… 大亜門『太臓もて王サーガ』、連載終了。

「おめーに『さよなら』って言葉があるとするならよ―――っ
おれたちが『さよなら』と言うのを聞く時だけだ!!」

週刊少年ジャンプで2005年34号より連載されてきた、大亜門先生のギリギリギャグマンガ『太臓もて王サーガ』[AA]が、2007年24号をもって連載終了となった。
巻末のコメントは、「途中退場申し訳ありません。次もまた読んで下さい。ありがとうございました!<亜門>」。

「前回の連載で開き直った方がいいという事がわかったので、はじめからかなり好き勝手やらしてもらいました」と、コミックス1巻[AA]の裏話で書かれていた通り、最初からクライマックスかのような驚異のテンションと、NO遠慮!!な怒涛のパロディ攻勢が話題を呼び、とりわけ『ジョジョ』への愛情は変人偏屈と言っていいほど凄まじく、ジョジョネタはほぼ毎回のように登場、ネタ絵やちょっとした会話にジョジョネタを仕込むだけでは飽きたらず、設定自体が『ジョジョマニア』なキャラを登場させたりジョジョ6部アオリネタ物議をかもした「文庫版ジョジョ5部」のフーゴのセリフネタのようなマニアック過ぎるネタも展開。ジャンプ巻末やコミックスのオマケも、荒木邸で大はしゃぎ荒木先生にイタリア料理を御馳走になる、といった話題。そして、今までのパロディの常識をブッ飛び越えた、「赤マルジャンプ」での荒木先生との奇跡のコラボ実現と、「太臟もて王サーガ」第一回キャラクター人気投票結果発表は、ネットでも大きな反響を呼び、いつしか『もて王サーガ』がキッカケで『ジョジョ』を読み始めた、という話も、本当に聞かれるようになっていった。


その後も、荒木先生が『SBR』に”ダイアモン”の文字を忍ばせたり「荒木先生執筆25周年祝賀パーティー」でエアギター演奏など、話題に事欠かなかったが、ジャンプ読者層のストライクゾーンには届かなかったのか、最近では掲載順が最下位付近まで落ち、そしてつい先日、まるでジョナサンが最後の波紋を振り絞ったかのように、全編が「ジョジョ」ネタという驚異のジョジョパロをやり遂げたその2話後に、連載終了となった。

最終話のタイトルは、第87章「さよならは言わない」。あえてパロディを1つも使わず、キャラクター同士の絆を再認識させる、寂しいけど心にしみる、ディ・モールトいい最終話だった。

2007年5月14日、『太臓もて王サーガ』は週刊少年ジャンプで打ち切られた。
そして、大亜門先生の連載は、ここにひとまず幕を下ろします。
しかし! それはまた、
新たな連載の始まりでもあるに、違いないのです…

大亜門 『太臓もて王サーガ』 完

#ディ・モールト・グラッツェ! そして、お疲れ様でしたッ! 次の連載が決定し、『またまたやらせていただきましたァン!』と帰ってくる日を、心待ちにしております。
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全1巻に終わった『スピンちゃん』に比べれば、連載期間約2年、コミックス全8巻(予定)は、大躍進と言えるッ!? コミックス7巻は6月4日発売。最終巻の8巻は、9月ごろと思われる。