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2001年4月12日 「真実」 (後編)

デスクリムゾンのDISCが入ったままのセガサターンを起動させた。 つい先日の、ステージ2のボス戦で、ボスが無敵化するバグに遭遇した日 以来となる。

結果から先に書いてしまうと、俺は、残るステージ2とステージ3、つまりデスクリムゾン全ステージをクリアした。

ステージ2は難関の 「アッシムの館」を、前のステージでクレジットを4つまで増やしたおかげで難なく抜け、ボスもあっさり撃破した(今度は無敵化しなかった)。ステージ1と2をクリアすることで選択できるようになる「ステージ3」は、実は少し手こずり、シーン6(3−1)の「サファール遺跡」で2度もゲームオーバーとなってしまった。しかしそれも3度目でクリアした後は、続く「シャナファーラ」、「デスビスノスの宇宙船」、そして最終ボスの「デスビスノス」と続けて撃破、そして久しぶりに、スタッフが”Stuff”となっている事で有名なエンディングを見ることができた。

使用したのは、前と同じくセガサターン標準のパッド。

ガンシューティングなのにパッド、というのを変と思われるかもしれないが、デスクリムゾンの場合、このパッドでのプレイが非常に面白い。と言うのも、デスクリムゾンのパッド操作は、他のガンシューティング(デス2も含む)とは一線を画す仕様となっているからだ。

まず、カーソルの異様なまでの速さ。例えるなら、マウスカーソルの移動速度を最大、さらに加速も最大にして、動かしているような感じで、初めてプレイする者は、十字キーをホンのちょっと押しただけで、画面の端で行き場を無くしているカーソルを、呆然と眺めている事だろう。

そしてもう1つの大きな特徴は、カーソルの移動できる場所が固定されている、という点。他のゲームなら、カーソルは1ドット単位で自由に移動できるのだが、デスクリムゾンの場合、カーソルが停止できる座標は、タテ9、ヨコ13と、碁盤の目のように固定となっている。

「そんなので、どうやってマトモに操作できるんだ?」と思われるだろうが、これが慣れると結構いい感じなのだ。

カーソルが速いおかげで、どんなに離れた敵にも一瞬で合わせられるし、大量の敵が同時に出現しても、全滅させる事が可能となる。それに、停止位置が碁盤目のように決まっているので、敵の出現パターンを覚え、攻撃ポイントを把握さえすれば、以後、何度プレイしても、完全に同じ場所にカーソルを合わせられる。元々敵の当たり判定が非常に大雑把なので、こんな仕様でも全く不自由はしない。さらにスクロールする方向を暗記した上で、先にカーソルを移動させ、敵とカーソルが重なった時点で攻撃をする、というテクニックと合わせると、より完璧になる。

もちろん、「恐ろしく速い」というのは諸刃の剣で、どんな熟練したプレイヤーでも、焦ればカーソルは暴走させ、自滅してしまう。そもそも、こんな強烈な操作性では、慣れるまでプレイする方はよほどの変わり者だろう(俺含む)。

しかし、この緊張感がたまらなくいい。これら独特の仕様は、ガンシューティングなのに、パッドでも ダレる事無く、それどころか、ガンとは違ったスリリングな”狙撃”を楽しませてくれる。AボタンとXボタンの同時押しによる弾切れ無しの連打や、ガンと違って腕が疲れない点も、パッドならではの利点と言えるだろう。

パッドの事ばかり書いてきたが、ガンでも勿論楽しい。多少照準がズレたり、レスポンスが悪い点などを置いておけば、狙った場所を確実に狙撃していくガンシューティング本来の楽しさがある。難関の「アッシムの館」が、パッドに比べると非常に楽に抜けられる点も大きい。だからといってゲームが簡単になるワケではなく、ステージ2のボス「ムーラ」や、パッドでは画面真ん中を連打しているだけで楽勝だった最終ボスの「デスビスノス」が、思わずガンを投げつけたくなるくらい凶悪な敵となって立ちふさがる。もちろん、ガンならガンなりの攻略さえ見つければ 確実にクリアできるのは、俺が以前に日記で書いた通りだ。

面白いかどうかは人それぞれ判断する事なので 何も言わないが、デスクリムゾンは、少なくとも裏技なんか使わなくてもクリアできるゲームとだけは、言い切れる。

一応断っておくが、俺は「”デス様はクリアできない”などと騒ぐヤツは駄目」とか言いたいワケではない。言いたいのは、「先入観によって、出来るものを出来ないと止めてしまうのは、ちょっと勿体ないのではないか」、という事だ。

例えばスコアアタック。
始まりは3年前の、DDK氏による「105850点」のスコアだった。これには本当に驚かされた。普通にプレイしただけでは8万点台がいいところなのだから。そんな、前代未聞の10万点越えのスコアを発表された当時、DDK氏は「10万点なんて、そんなの出来るわけがないだろ!」といった疑いのメールを受け取った事があったらしい。そいつは、10万点のスコアを「絶対にありえない詐欺の数字」と確信し、憤慨して氏にメールしたのだろう。

しかし、このスコアをキッカケに、猛烈なスコアアタックが繰り広げられる事となり、ファミ通誌やり込み大賞にてデスクリムゾンスコアアタックが掲載される強者も現れた。そして今、ウチのパッドでのスコアランキングを見てもらえれば分かる通り、10万点どころか20万点、30万点を越える猛者が名を連ねている。

そんなもんだ。

新世紀を迎えた今になって、サターン版「デスクリムゾン」は重版され、また多くの人の手に渡る。オープニングに笑い、凶悪な難易度に怒り、”デス様”と様付けで呼ばれる理由や、「伝説」となった理由を 思い知るだろう。でも、どうせなら、人から見聞きした笑いの伝説を「確認」するので終わってしまわず、自分なりの「真実」を見つけるまでプレイしてもらいたい。

もちろん、それが「ヤリ込み」だなんてヤボな事は言わない。ヤリ込みはゲームの楽しみ方の1つでしかないし、俺や、俺のサイトでスコアアタックを繰り広げた方々が、たまたまそれに熱中した(している)だけの事。それに、ひょっとしてデスクリムゾンには、まだ誰も見つけていない楽しみ方が、「騙し絵」のように隠されたままとなっているかもしれないのだから。そしてこれは他のゲームにも言える事。手持ちのゲームの、どれにでも当てはまる。

ただ、デスクリムゾンに関しては、俺の中の結果は もう出てしまっている。こんなに長期間サイトを運営してきた事実、これまで多くのコンテンツを作成してきた事実。

「デスクリムゾンは、ゲームとして熱くハマれる、俺にとって最高の”バカゲー”だ。」

ソシテ コレガ、俺ノ到達シタ、「真実」ナノダ…。

今日はちょっと 酒 入ってマース!(W