インタビューは写真付きで2ページ掲載。
意外! それは『進研ゼミ』ッ! ベネッセの通信教育サービス進研ゼミ『中学講座』の中一講座の教材に、荒木先生のインタビューが掲載ッ!
掲載されていたのは、『中一講座』2012年2月号の「国語」で、“国語力・日本語力をいかして活躍する人”にインタビューする、「ヒロミが行く! 今月の国語人」のコーナー。
荒木先生のインタビューは、マンガを描き続けた中学時代から、登場人物やストーリーの作り方、音楽や映画BGMだけでなく歌舞伎の見得をきるときの「ダン!」という音もイメージしているという独特の擬音表現、『なぜ』を意識して小説やノンフィクションを読んでいる事など、2ページに渡って掲載。
そしてインタビューの最後で、中学生に向けてのメッセージとして、荒木先生はこう語っている。
――最後に中学生に向けてメッセージをお願いします。
荒木:人生の「的を絞れ」ってことですかね。例えば、国語を勉強するのもそのためであってほしい。
――「的を絞る」ですか。将来の夢を一つに絞るのは不安があるのですが……。
荒木:絞るのは「人を癒したい」とか、漠然としたものでもいいんです。ただ、大人になると誰も守ってくれない瞬間が必ず来るので、そのときのために「信じられるもの」を見つけてほしいと思います。
――そのためにも国語は勉強するべきであると?
荒木:国語は人生の基本だと思います。言葉の正しい意味や相手を気遣う敬語などを知っているのと知らないのとでは、人間としての厚みが違いますよね。それにいろいろな情報を判断するときの基準にもなると思います。若いうちはよくわからないかもしれませんが、しっかり勉強してほしいですね。
まさに、『男には地図が必要だ。荒野を渡り切る、心の中の「地図」がな』(『SBR』4巻[A]より)。大人でも難しい事だが、インタビューを読んだ中学生が「光り輝く道」を見つけられる事を、願わずにはいられない。
- 『ジョジョ』60巻[A]、「『グリーン・デイ』と『オアシス』その6」より。
ジョジョで「国語」と聞いて、真っ先に思い出すシーン。
(ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風 第10話 グリーンディとオアシス 後編 – YouTube) - 「マンガへの原動力は“好奇心”」「自分を信じるという気持ち」 新聞『Fonte』に荒木先生のインタビューが掲載
――自分に自信を持つためには、どうしたらいいんでしょうか。
自分に自信を持つために修行するんです。私はいまでも何十、何百タッチと、毎日たくさん描いています。だからこそ、あまりペンを握ったことがない人では絶対描けない線を引けるようになるんです。これは野球の素振りにも通事るんじゃないかと思います。ホームランだって、急に打てるようになるものではないですから。そういった表だっては出てこない努力の積み重ねが自信につながっていくんだと思います。
- 『ジョジョの奇妙な進研ゼミ』描いた:ハムスター速報 2ろぐ 跡地
ジョジョっぽいネタ漫画。勢いがベネ。「スラスラスラスラスラスラスラスラスラスラスラスラスラスラ」に噴いたw - サタデープログラム 荒木飛呂彦講演「漫画家という仕事」長文レポート&サイトリンク集
2006年、名古屋の東海中学・高等学校で行われた、荒木先生の講演。 - 「仙台市」と「杜王町」との関係は? 「広瀬川ホームページ」に荒木先生のロングインタビューが掲載!(全10回)
- 「漫画を描くことは、ジャズの即興演奏みたいなもの」 『物語論』(講談社現代新書)に、荒木飛呂彦インタビューが収録!
物語論 (講談社現代新書) [A]